家庭医の学習帳

千葉県のクリニックで子どもからご高齢の方を日々診療。心療内科・家族支援にも力を入れています。日々考えたことや勉強したことを綴ります。

我が子の幼稚園入園にあたり夫婦で考えたこと

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長女が来年から幼稚園入園の歳になったので、色々な幼稚園の見学や説明会に行って(主に妻がですが)夫婦でどこがいいか最近話します。選択肢がいくつかあるのは嬉しいことなのですが、逆に幼稚園ごとに特色がありすぎて悩みます。結局幼児期に何が大事にするかだよねという話になり、最近よく子育てについて夫婦でよく話します。

幼児教育に何が大切にするか、私たち夫婦で話し合って至った結論はいたってシンプルなことでした。好奇心を育むためにたくさんの外遊びや体験をすること、自律性を育むために子どもがやりたいことを邪魔せず、可能な限り尊重することでした。幼稚園もそこを大事にしてくれるところにしたいと思います。

シンプルなことですが、改めて我が身を振り返るとこれがなかなか難しい。子どもの遊びを一番にと思っても、仕事やその他の都合や事情を優先させてしまいたくなります。改めて頑張ろうと思いました。

それと妻に言われてはっとしたのが、まだまだ我が子は幼稚園に行くということがどうゆうことか分からず、自分で選ぶことが難しいのですが、本人がもし選択する力があるのだったらどこがいいと言うか?その幼稚園で笑顔でのびのび過ごすことができそうか?イメージして幼稚園を考えたいとのことでした。

医療における意思決定支援は本人が意思決定する力がまだないのであれば、家族が「あくまで本人の意思を推定して」代わりに物事を決めるように促します。子育てでもその考え方は大切で、親がどうしたいというのも大切ですが、本人だったらどう思うのか?どうしたいか?ということもしっかり考えることも改めて大事だと思いました。