家庭医の学習帳

千葉県のクリニックで子どもからご高齢の方を日々診療。心療内科・家族支援にも力を入れています。日々考えたことや勉強したことを綴ります。

2022年度の振り返り

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浦安市に来て一年が経ちました。

今まで研修施設やその関連施設でしか働いたことがなかったので、当初はその風土の違いに戸惑いもありましたが、大分慣れ地域医療にどっぷりの日々を送っています。

訪問診療では、院長がこれでもかというくらいフットワークが軽いためか沢山の依頼をいただき、かつ困難事例も多く、診療の質を落とさずいかに診療効率を上げるか模索する日々です。

心療内科外来も行っていますが、集合商業施設内にあるため、学生やさまざまな年代の働き世代の方が受診されます。色々な世代に関わることができ、家庭医や心療内科で学んだことを活かせるのはありがたいことです。

教育に携わる機会が減るのではという懸念もありましたが、院長・事務長・看護リーダーの理解もあり、さまざまな取り組みもできました。

院内では事例検討や多職種でのテーマ持ち寄り勉強会の定期開催、院外では近隣の東京ベイ総合内科との定期的な勉強会、地域のさまざまな職種の方との医療福祉連携の会などができました。医学生の実習受け入れもはじまりました。

浦安市で家庭医療/総合診療、訪問診療、心療内科を学べる場所としてクリニックが機能できるよう、今年度も試行錯誤していきたいです。

また、医療者の家族支援の学習団体ファミラボも、仲間のおかげで活動を続けることができており大変感謝です。今年も色々な取り組みができそうです。JOCAメンタルヘルス委員としては2年目に突入し、より一層プライマリ・ケア領域のメンタルヘルスの質の向上に努めていきたいと思います。

今年度もどうぞよろしくお願いします!

 

※写真は浦安市のシンボル的河川「境川」の桜並木