家庭医の学習帳

千葉県のクリニックで子どもからご高齢の方を日々診療。心療内科・家族支援にも力を入れています。日々考えたことや勉強したことを綴ります。

新しいクリニックに勤務して1ヶ月

アウトドアの画像のようです

ひまわりクリニックに来て1ヶ月。診療に少しずつ慣れ、家庭医の知識・技術は職場では医者らくしないと珍しがられながらも貴重がられることを感じ、それを現場に応用したり、伝えるかに日々楽しさとやりがいを感じています。

何でも診ますという家庭医としての外来も週に半日だけ始まり、まだ数回しか開いていないですが、早速「何でも診てくれるとホームページで見て来ました」という方もいました。家庭医として地域で診療することの可能性を感じます。

訪問診療では看護師さんとペアで訪問しており、道中で浦安市やクリニックの医療事情や歴史をよく教えていただきます。浦安市は県内一の人口密度ですが、その在宅医療の大部分を支えてこられたクリニックのフットワークの軽さに頭が上がりませんし、自分に何ができるのか日々模索中。

最近、診療しながら学生時代の地域医療実習のことをよく思い出します。当時の実習では地域の現場にたくさんの難しい課題が存在していることを知り、それに対して地域と上手に対話を重ねながら取り組む医師に憧れを感じ、私が家庭医の道を志した原点となっています。今まさにその時やりたかった仕事をしているんだなーと改めて思いました。まだまだその時憧れた医師には遠く及びませんが。

一ヶ月があっという間に過ぎました。良い医療を提供できるよう、地域の声に耳を傾けながら日々頑張っていきたいです。

※市内中心部を走る境川 毎年5/5に合わせボランティアの方が大量の鯉のぼりを飾ってくれるそうです。