家庭医の学習帳

千葉県のクリニックで子どもからご高齢の方を日々診療。心療内科・家族支援にも力を入れています。日々考えたことや勉強したことを綴ります。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【活動報告】若手家庭医向けの家族図ワークショップ開催

若手医師のための家庭医療学セミナーで家族図のワークショップを家庭医の先生向けに行いました。 前半は家族図の書き方・読み方・聴き方を学び、 後半は実際に家族図を書いて、参加者がペアになって面接をしました。 中でも一風変わっているのは、 描く家族…

アドラー心理学で考える子育てのヒント

“間違った行動が引き起こす結果こそ最良の教師である” とある心理士さんとのアドラー心理学をベースにした子育て勉強会での言葉です。 アドラー心理学というと、最近まで様々な本が出版されていましたね。 特に「叱らない」「褒めない」関わり方で有名ですが…

コーチング研修会に参加してみて

“コーチングはティーチングでもカウンセリングでもない双方向性のコミュニケーションである” コーチングの2日間の研修会に参加してきました。 「コーチ」というとスポーツや競技でよく聞きますが、 1980年代からアメリカではビジネスの世界に「コーチ」をつ…

老いる意味は何か?

“老いによってあらゆる面が衰退することで、人生を振り返ろうと思うようになる。 死に近づくことで、後世に何を遺すか真剣に考えることができる。” とある患者さんと外来で話した時に、腑に落ちた言葉です。 その方はもともと私の外来に来られていましたが、…