家庭医の学習帳

千葉県のクリニックで子どもからご高齢の方を日々診療。心療内科・家族支援にも力を入れています。日々考えたことや勉強したことを綴ります。

第5回日本在宅医療連合学会大会現地参加・ポスター発表

6/25-26に第5回日本在宅医療連合学会大会が新潟で開催され、現地で参加しました!

今回、クリニックの院長・看護師・事務4名とはじめてクリニックのいろんな職種の方と一緒に学会参加しました。行き帰り共にし、学会参加だけでなく新潟観光も一緒に楽しみながら学会での刺激をシェアしたり、地域やクリニックのことについても意見交換でき、非常に充実した期間でした。

私は「浦安市におけるグリーフケアの実態調査とその考察」というテーマでポスター発表しました。

昨年12月に開催した浦安市グリーフケアを考える会で行ったアンケート結果をまとめて報告しました。まとめながら、施設ごとに実に興味深い取り組みをしているなと改めて思いましたし、支援者同士で事例や経験をシェアできる場を望んでいることを感じました。何かにつなげていきたいです。

学会では様々な取り組みが発表されており、参考になるものも多かったです。

特に個人的に印象に残った取り組みとして、訪問看護ステーションと葬儀社の連携の話です。とある訪看ステーションでは、在宅看取りの際に「葬儀社決めていないのですが、どうしたら良いのですか?」とよく聞かれることに課題を感じ、病状が安定している時からもしものときのため、葬儀社と連携しながら葬儀社を早めに考えることを促しているとのことでした。その結果困るご家族が減ったとのことです。

浦安市の在宅看取りの際にもよく同じ質問を受けるため、何かできることはないかと色々と思案を巡らせるきっかけになりました。

色々な方とも会うことができ、チャージできました。また今週から頑張ります。