対人援助職向けの自分の家族史を振り返るワークショップに参加しました。
群馬のロッジに3日間宿泊しながら、お互いが自身の家族図を書き、過去の「家族史」を語り合います。参加した感想としては、濃い一人一人の映画を何本も見た気分です。
対人援助職であれ、一人一人の「家族史」は良いことばかりでなく、むしろ葛藤や傷ついた内容も少なくないです。
しかし、ワークショップを終えた今、不思議ですが、私は心がとても暖かくなっています。
人生は、決して良いことばかりでなく、
むしろ葛藤や悲しみや傷ついた経験の方が記憶に残りやすいです。
しかし、時を経た「今」その経験を振り返ると、
自分がその時に葛藤を抱えながらも、
その場に置かれた環境に向き合い、
時には辛くなって逃げながらも、
本当はどうにかしようともがき、
過去や今も一生懸命に生きていることに気がつきます。
合宿を通し、私は「人生の棚卸し」ができましたし、複数人でやることを通して、
いろんな気づきや人の凄絶ながらも頑張っている姿に勇気をもらい、
心が温まります。
なかなか安全や守られた場でないとこのようなことができないと思うと、
場の作り方もとても勉強になりましたし、
診察を始め、その他にも、自分の人生をオープンにワイワイと語り合える場があるといいなと思いました。