家庭医の学習帳

千葉県のクリニックで子どもからご高齢の方を日々診療。心療内科・家族支援にも力を入れています。日々考えたことや勉強したことを綴ります。

医学系大学院へ進学

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名古屋大学大学院医学系研究科博士課程に入学しました。研究室は総合診療医学です。
 
臨床ほぼ一本で医師9年。亀田総合病院入職時に書いた「10年後の私へ」という手紙を読み返してみましたが、そこには「千葉県の地域で困っている目の前の一人一人を医術を通して幸せにする」と書いており、地域医療の最前線で臨床医として頑張ってくこと以外あまり考えていなかったなと思いました。
 
今もそれは変わらないのですが、様々な患者さんや医療者・専門職の方と接する中で、自分の中で深めたいこと・研究したいことがふつふつと湧き、それを形にしてみたいと思うようになり門を叩かせていただきました。
 
先ほどの手紙には「今の私はそう思いますが、もしかしたら選択する道が変わるかもしれません」と逃げ道もちゃっかり書いてあり、興味が移ろいやすい自分の特性をよくわかっているなと苦笑い。
 
研究したいテーマから医学系以外の大学院への進学も考えましたが、臨床現場との接点に苦労しそうだったので、名古屋大学大学院だと研究できそうだと門を叩かせていただきました。
 
今週、入学式・オリエンテーションでしたが、アカデミアにただよう久しぶりの空気感、名古屋に通学できるか心配でそわそわしていますが、何とか形にできるよう頑張ります。
 
社会人大学院生なので、職場は千葉県で臨床を続けていくことは変わりません。